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ミュージカル劇団『夢桜』団員ブログ&稽古内容の報告 
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 卒業論文、「市民舞台と公共ホール」を書きました。なぜ、この題材にしたかというと、「夢桜」について、自分なりの考えを持っておきかったからです。いろんな人に話を聞かせてもらいながら、書き進めました。
 「夢桜」には、市民参加と〈劇団〉という2つの側面があります。この側面は、対立する要素を持っていました。これは、 内の地域の活性化 と 外の地域への情報発信 が対立関係にあることとも関連します。「夢桜」の運営にある種の不安定さがあるのは、この2つの側面のためです。
 「夢桜」の活動を活発に行うためには、運営の方向性を定める必要があります。しかし、ここで問題となることは、運営の方向性というのは、参加者だけでは決められないということです。「夢桜」は、公共ホールを使用しているため、広く市民の意見に耳を傾けなければなりません。
 地域の文化活動を継続して行っていくためには「夢桜」のような存在が必要です。地方自治体文化予算の推移から分かるように、文化活動は財政等の影響を受けやすい分野です。しかも、市民の意見は変化します。「夢桜」の不安定さは、様々な状況に対応できる可能性を示しているのです。
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  天正少年夢まつり のプレイベントとして、2009年3月1日に再演する予定です。この舞台の配役が決定し、その役の練習に取り組むにあたって、ぼくには、ぼんやりとだけど、思い浮かべた人達がいました。
 1人は、映画『誰も知らない』におけるYOUです。これは、自分の役をきれいに見せないということです。ぼくは今まで、自分を格好良く見せようと、力を入れ過ぎていた気がします。その改善を考えてみました。
 もう1人は、映画『ドクトル・ジバゴ』のオマー・シャリフです。今回の役は、リーダーでした。でも、最重要人物としては描かれていません。そのような中で、ぼくとしては、もう少し役の人物を前面に出したい気持ちがありました。その辺りの整理に関して、参考にした感があります。
 ぼくは毎回、少しずつ違ったやり方で役に取り組んでいるつもりです。そうやって役作りを試している内に、だんだん分かってきたことがあります。映画『スケアクロウ』を例に出せば、ぼくはアル・パチーノというよりは、ジーン・ハックマンなのかもしれません。やりながら考えるのではなく、考えてからやるのが合うようです。…さあ、本番を成功させるぞ。
 また、新しい季節が巡ってきた。今回の作品に乗ってから、どれくらいの時間が経っただろうか。数か月の間、さまざまな問題に直面した。台詞が流れず、作品が進まないことがあった。作品に酔い、身体を満足に動かせないこともあった。それでも、御役目のために頑張ってきたのだ。
 わたしたち、平成遣大劇団の御役目は「ふるさとを心から愛し、“ミュージカル”を通して、多くの人々に“古里”の良さを伝え、誇りの持てる古里作りに繋げていきます」である。…もうすぐ、その御役目を果たす機会が来るのだ。わたしは堂々と、大村市民との謁見の日を迎えたい。
 しかし、皆と比べて、わたしはまだまだ勉強が足りないようだ。わたしたちはキャワジャリーノ様から、明日のための教えをいただく。わたしが学んだのは、2か3といったところだが、教えは40以上あるらしい。
 わたしは伝えなければならない。これは数百年前に旅立った彼らの行いと等しいものだ。彼らは異国の地に、わたしたちの存在を伝えた。わたしは、彼らの存在を伝えなければならない。昭和少年使節団やポルトガル国際交流大村使節団の流れをくみ、今度は「夢桜」の表現で伝えなければ。
 〈積極的に稽古に参加し、稽古時間外も自主的に稽古を行う〉、これは「夢桜」入団に当たってのお願いです。せっかく年末なので、1年の反省をしてみましょう。特に稽古時間外の作品以外の自主活動に関してです。
 作品の自主稽古は当然の前提です。劇団員の中には、それ以外でも頑張っている人がいます。「仕事さながらに」演技を勉強する人。「“歌うこと”にかなり貪欲になってきて」練習をする人。「バレエもやっぱやりたい」という人。僕の知る限りで、いろいろ頑張っている人がいます。
 そのような中で、自分はこの1年、何をやってきたのか。あえて大口を叩いてみましょう。僕はこの1年、劇団員の誰よりも、芸術作品に触れる機会を持ったという自信があります。といっても、もっぱらそれは映像作品で9割は映画でした。舞台芸術に関わるものとして、舞台での作品を見る機会が少ないのは、問題があります。ある意味では仕方ないですが。
 「引き出しが少ない」、「引き出しが多い」。劇団員から見た、僕の評価です。的を射ています。芸術作品に触れたけど、それがどうした、という感じなんですよね。心を動かす練習をしても成果を出せませんでした。
 2008年9月27日、民間放送教育協会が主催する行事に行ってきました。学校支援地域本部事業とか、地域ぐるみで子どもを育てる、みたいな点は劇団とも関連があるかと思います。ただ今回は、それ以外の話を。
 この大会では〈アキラさんとまこと君~二人のオーケストラ〉や〈グースバンプス〉の演奏を聞くことができたんです。また、龍踊りで使われるラッパの音に触れることもできました。においのする音、大村のバケツ、龍の鳴き声など、普段、なかなか聞こえない響きに出会えたと思います。
 トークセッションをはじめ、演奏以外の場面も面白かったです。特に童謡の解釈なんかは、ぼくの興味に近いところもあって、とても充実した一時でした。正直に言うと、ぼくが間違ってとらえていた歌詞もあって、話を聞いた後は少し動揺しました。もの悲しさには、訳があったんだなぁ。
 そして、ぼくが何より興奮したのは最後です。あれがどこまで準備されたのものかは分かりませんが、会場内の音が集って「マツケンサンバⅡ」を演奏しました。その場で最高の音楽を作ろうとする姿勢。まさに音楽が生まれる瞬間に、立ち会える。精神・肉体、共に刺激を受けた会でした。


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